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【原子力】

中国核動力研究設計院名誉院長が原子力発電輸出を建策 (11/03/14)
2011/3/14
中国【原子力】

 全国政治協商会議委員であり、中国核動力研究設計院名誉院長の楊岐氏は、全国政治協商会議総会において、原子力発電は中国が育成と発展に注力すべき戦略的新興産業であり、原子力発電の輸出を推進することは、中国の貿易構造の転換と高度化にとって大きな効果を発揮するとして、原子力発電輸出を国家戦略に格上げすることを建議した。

 楊岐氏によると、中国の原子力発電輸出の条件はすでに成熟しており、20年余りの実践を経て、中国は原子力発電の研究開発、設計、設備製造、事業建設、運営管理など豊かな経験を蓄積し、相当の基礎と実力を備えている。今や30万kW、60万kW、100万kWクラスの原子力発電ユニットの自主的な設計と建造が可能である。中核集団、中広核集団、国家核電技術公司は目下先進的な第三世代原子力発電技術を開発中であり、国際市場に向けた自主ブランドを形成することが期待される。

 楊岐氏は、原子力発電の輸出を中国の国家戦略に格上げし、政治外交、経済協力等の形式によって、原子力発電の「走出去」戦略(対外進出戦略)を推進するよう建策した。

 (聯華早報 3月14日)