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【原子力】

環境保護部「中国の原子力発電開発の決心と計画は不変」 (11/03/14)
2011/3/14
中国【原子力】

 環境保護部の張力軍副部長(次官)と同環境影響評価司の程立峰司長、同汚染防止司の趙華林司長は3月12日、国内外の記者の質問に回答した。

 (問)11日に日本で発生した大地震は日本の原子力発電所の安全に危害を及ぼし、2ヶ所の原子力発電所がすでに停止している。中国は目下原子力発電開発を急速に進めているが、今回のような災害による事故によって、中国は自国の原子力発電開発政策を見直すのか。

 (答)私も関連報道を注視している。中国の核安全局は日本の原子力安全・保安院と連絡を取り、日本の状況について詳しく理解を得ている。中国は沿海都市の原子力安全モニタリング装置を作動させた。日本の原子力発電所の漏洩が中国に影響を与えるかどうかについても監視している。現時点で異常はなく、中国に影響は及んでいない。中国の原子力発電プラントは13基あるが、運転は正常、安全で極めて良好。排出指標は国際、国内の排出基準をはるかに下回っている。我々は日本の原子力発電施設が地震から受けた影響や今後の動向を注視しており、日本から教訓を汲み取って、中国の原子力発電開発戦略や発展計画に生かす。しかしながら、中国の原子力発電開発の決心と計画が変わることはあり得ない。

 (中国能源網 3月14日)