1. HOME
  2. 中国 【エネルギー全般・政治経済】

中国
【エネルギー全般・政治経済】

第12次5ヵ年規画で西北5省を国家エネルギー基地に (11/03/14)
2011/3/16
中国【エネルギー全般・政治経済】

 新疆、内蒙古、陝西、甘粛、寧波の5つの省・自治区の経済規画が間もなく策定されるが、その中でエネルギー基地の建設や投資拡大が西北5省・自治区の第12次5ヵ年規画の経済面の主軸になる。

 新疆は今後5年、石炭、石油、天然ガス、鉱産開発など各地の在来優越産業を新型工業化プロセス推進の「主戦場」として位置づける。権威筋によると、6大基地建設が新疆自治区の「第12次5ヵ年規画」に盛り込まれる。同規画には国家大型石油・天然ガス生産備蓄基地、石油化工基地、石炭・電力・石炭化学基地等を含む。

 内蒙古については、第12次5ヵ年規画期に国は内蒙古の発展に対する支援を強化し、内蒙古を国家戦略資源支柱基地として新たな経済成長の力点とする。内蒙古は国の重要なエネルギー基地、新型化学工業基地、非鉄金属生産加工基地並びにグリーン農業畜産品生産加工基地として位置づけられる。

 また、国が近日策定する陝西・甘粛・寧夏規画では、同地域を国家エネルギー化学工業基地として位置づけ、陝西省北部、甘粛省東部等における石炭基地建設を重点的に考慮する。その他にも、石炭・電力・石炭化学、石油・天然ガスや新エネルギーの開発を強化する。

 (中国能源網 3月14日)