ダウジョーンズ4月13日ジャカルタ電によると、インドネシアエネルギー鉱物資源省石油ガス総局(MIGAS)のEvita Legowo総局長は、世界の石油価格が高騰する中、インドネシアは中国と交渉して、インドネシアのタングー(Tangguh)LNG施設から中国へのLNG供給価格引き上げを求めると表明した。もっとも、インドネシア政府は中国側に提示する新価格については未だ確定しておらず、目下値上げ案を検討中とのこと。

　2002年の当初のLNG価格は2.40ドル/MMBTUであったが、その後、中国は3.80ドル/MMBTUへの値上げに同意した。しかし、世界的に石油価格が大幅に上昇する中、インドネシアは改めLNG価格の引き上げを求めている。

　インドネシアは中国と25年間の天然ガス供給契約を結んでおり、2009年から福建省のLNGターミナルに毎年260万トンのLNGを輸出している。

　（中国石化新聞網 4月14日）