ロシアのエネルギー担当副首相セーチンは、中露両国がロシアから中国への30年間の天然ガス供給契約を結ぶ意向であり、中国の胡錦濤国家主席のロシア訪問中の6月10日に調印を終えることを明らかにした。この契約において、2本のパイプラインによって中国へ年間680億m3の天然ガスを供給することが規定されることになる。

　セーチン副首相によると、ロシア天然ガス会社Gazpromと中国石油天然ガス集団(CNPC)が6月10日までに交渉と商業契約調印のための準備作業を終えることになると指摘した。

　また、セーチンは、東西2本のパイプラインによる天然ガス供給が検討されているとし、西ルートから年間300億m3、東ルートからは380億m3輸送する計画であると指摘した。

　(俄新網 RUSNEWS.China 5月31日)