中国電力企業聯合会の王志軒事務局長は、太陽光発電や風力発電などの新エネルギーは市場競争に参加すべきであり、国からの補助金に過度に依存すべきではないと表明した。 王志軒事務局長は、中国はエネルギー構造の調整に力を入れるべきとしつつ、財政補助の方式で調整を進めるべきでないと述べた。 中国の石炭火力発電の比率は82%に達し、石炭火力発電に起因する環境問題が批判されているが、王志軒事務局長は、中国の石炭火力発電の汚染管理は一定の成果を上げており、石炭火力発電の利用効率は世界先進レベルに達しているとの見方を示した。 中国のSO2排出量は米国よりも小さく、1kWh当たりの石炭消費はこの5年間、標準炭換算で37g下がったとのこと。王志軒事務局長は、汚染管理と発電効率向上の過程には新たな経費の投入が必要になるが、こうした経費は石炭火力発電の電力価格に算入できるとの見方を示すとともに、新エネルギー発電の価格にも真実のコストを反映させるべきとした。「もし全て補助金に依存することになれば、将来の財政負担が余りにも大きくなる」と王志軒事務局長は述べた。 (中国電力網 6月27日)
中国電力企業聯合会の王志軒事務局長は、太陽光発電や風力発電などの新エネルギーは市場競争に参加すべきであり、国からの補助金に過度に依存すべきではないと表明した。
王志軒事務局長は、中国はエネルギー構造の調整に力を入れるべきとしつつ、財政補助の方式で調整を進めるべきでないと述べた。
中国の石炭火力発電の比率は82%に達し、石炭火力発電に起因する環境問題が批判されているが、王志軒事務局長は、中国の石炭火力発電の汚染管理は一定の成果を上げており、石炭火力発電の利用効率は世界先進レベルに達しているとの見方を示した。
中国のSO2排出量は米国よりも小さく、1kWh当たりの石炭消費はこの5年間、標準炭換算で37g下がったとのこと。王志軒事務局長は、汚染管理と発電効率向上の過程には新たな経費の投入が必要になるが、こうした経費は石炭火力発電の電力価格に算入できるとの見方を示すとともに、新エネルギー発電の価格にも真実のコストを反映させるべきとした。「もし全て補助金に依存することになれば、将来の財政負担が余りにも大きくなる」と王志軒事務局長は述べた。
(中国電力網 6月27日)