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【エネルギー全般・政治経済】

IEAが中国との協力強化を模索 (11/06/29)
2011/7/1
中国【エネルギー全般・政治経済】

 国際エネルギー機関(IEA)の田中伸男事務局長は、10年の高度成長を経て世界最大のエネルギー消費国になった中国とIEAが一層緊密に協力することは双方の利益に適っていると表明した。

 田中事務局長は講演の中で、5つの主要な理由を挙げて、IEAとの協力強化が中国にとって極めて好ましい選択であることを説明した。田中事務局長男は、引き続き世界のエネルギー市場において中核的な影響を発揮するIEAにとっては、中国のような新興経済体との協力強化が極めて重要であると表明した。

 田中事務局長によると、中国の電力需要は2035年には2008年の4倍近くに増え、石油輸入も2009年の430万BDから2035年には1,280万BDに増えるが、これはサウジアラビアとメキシコの全生産量に相当する。また、2035年には中国の天然ガス輸入はその需要の53%を占めるようになる。

 (中国石化新聞網 6月29日)