中国石油天然ガス集団(CNPC)は6月29日、そのオフィシャルサイトにおいて、同社の蒋潔敏総経理（社長）とスーダンの石油担当国務相オスマンが石油・天然ガス分野の協力深化で了解覚書に調印したと発表した。米国の「ウォールストリートジャーナル」はスーダン通信社の報道を引用して、これによりCNPCのスーダンへの投資が数倍になる可能性があると報じている。

　スーダン通信社は「CNPCがスーダンでの投資を倍増する意向」と題する記事の中で蒋潔敏総経理の言葉を引用し、CNPCはスーダンにおける投資を増やして、スーダン政府の石油探査の拡大を助ける意向であると報道した。また、AFPの29日付報道によると、スーダンは石油生産量の半分以上を中国に輸出しており、中国にとってスーダンは第6位の海外石油供給源である。

　さらに、エジプトの報道によると、大型経済貿易代表団を率いて訪中したスーダン大統領バシルは中国と一連の「具体的かつ素晴らしい前途の協力協定」に調印した。対象は主に石油の採掘、探査及び輸出であるが、その他の基礎エネルギー分野にも及んでいる。

　（中国石化新聞網 6月30日）