8日開幕した「クリーン・エネルギーを発展させ、緑の広州を創建しよう」と題するフォーラムにおいて、専門家は、広州は2010年に全市の天然ガスへの転換を完了し、その頃には「西気」（西部の天然ガス）が広州に直接輸送されるとの見通しを示した。

　新疆から広東への天然ガスパイプラインは来年着工される計画である。建設費800億元、全長6,500km、年間ガス供給能力300億m3の巨大プロジェクトであり、2010年に竣工する計画である。カザフスタンやトルクメニスタンの天然ガスが主要ガス源となる。

　広州市煤気公司によると、広州市では現在約22万世帯が天然ガスを利用しているが、2010年にアジアオリンピックが開催される頃には現有の石炭ガスをすべて天然ガスに転換できる見込み。

　「西気東輸」の天然ガスは広州に到達してから、さらに広西自治区の南寧へ送ることになる。「西気東輸」プロジェクトにより年間300億m3の天然ガスが供給されるが、広州にはどの程度供給されるかは未だ確定していない。

　（中国石油新聞中心 11月14日）