先般、国家発展改革委員会は会議を開き、神華包頭の石炭系オレフィンモデルプロジェクトについて徹底的に検討した。会議に参加した代表は、石炭系オレフィンの現在の発展方式について、資源の使用やCO2と汚染物の排出が石油系オレフィンに比べてはるかに高く、大規模な推進には適さないとし、建設計画案の最適化やグレードアップモデルプロジェクトの展開をさらに進めるべきであると述べた。

　同会議は、グレードアップモデルプロジェクト建設計画案の中で、石炭のクリーンで効率的な転換、三廃（排気・廃水・固体廃棄物）の処理、省エネ・節水等の技術の強化や集積技術の最適化を重点的に強化し、資源の転換効率と使用効率を高める必要があるとの見方を示した。また、技術と設備の国産化をレベルアップして工費を引き下げるべきとした。プロジェクトの計画配置の面では、石炭消費とCO2及び汚染物の排出を出来る限り増やさないことを前提に、石油系オレフィンとの間で地域的に協調しつつ差別化させる形で発展させるべきであるとした。

　（国家石油化工網 7月20日）