発展改革委員会は7月の石油製品生産販売状況を発表したが、その中で中国の原油対外依存度が米国を超えたとの説を否定した。

　発展改革委員会の試算によると、中国の今年上半期の原油対外依存度は54.8％で前年同期に比べ1ポイント上昇したが、依然米国の水準を下回っている。米国エネルギー省エネルギー情報局(EIA)の1〜5月期のデータをもとに発展改革委員会は試算したところでは、米国の原油対外依存度は61％を超えている。

　一方、8月2日に工業情報化部が発表した上半期の石油化学工業統計は、中国の原油対外依存度は55.2％に達して米国の53.5％を超えたとし、多くのメディアをこのデータを引用して、中国の原油対外依存度が米国を超えたと報道していた。

　（中国能源網 8月15日）