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中国
【新エネルギー】

中国のメタンハイドレート予想資源量は少なくとも石油350億トン相当 (11/08/30)
2011/9/9
中国【新エネルギー】

 11年間に及ぶ「祁連山盆地重点凍土区メタンハイドレート資源調査」が目下展開中である。今回の調査では、祁連山のメタンハイドレート資源ポテンシャルを評価するとともに、理論研究、技術開発や開発利用実験も展開して、資源調査、理論研究、技術開発、開発利用を結合した事業体系を構築する。

 中国の地質研究者は2008年に祁連山盆地においてメタンハイドレートを発見した。専門家の試算によると、世界3大凍土大国である中国のメタンハイドレート予想資源量は石油換算で350億トン相当になる。

 青海省北部にある祁連山木里地区ではメタンハイドレートが発見されたものの、埋蔵量がどのくらいかははっきりしていない。そこで、11年間の計画を策定し、3段階に分けて調査することになった。

 青海省はメタンハイドレートが発見された木里三露天のメタンハイドレート資源探査・研究開発事業を段階別に推進している。青海省政府と中国海洋石油総公司(CNOOC)は2010年6月、資源協力戦略枠組協定に調印した。この協定に基づき、青海省発展改革委員会、CNOOC、青海省発展投資公司、青海西部鉱業集団、中国石炭地質総局青海石炭地質局の4機関が連携してメタンハイドレート研究センターを設けている。中国の石炭企業大手もメタンハイドレート開発に関心を寄せている。神華集団はメタンハイドレートの探査と研究開発への参加に向け、関係方面と協議しているとのことである。

 (新華網 8月30日)