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【石油・天然ガス】

第12次5ヵ年規画期の石化産業は構造の最適化に重点 (11/09/09)
2011/9/16
中国【石油・天然ガス】

 中国石油化学工業連合会の李勇武会長は天津で開幕した2011年中国国際石油化工大会において、第12次5ヵ年規画期に中国の石油化学産業は構造調整に重点を置き、生産能力の一層の最適化を実現すると表明した。

 李勇武会長によると、中国の石油化学産業は第11次5ヵ年規画期に目を見張る成果を上げ、産業の経済規模は新たな段階に進み、2010年の総生産高は米国に次ぐ世界第2位の8.88兆元に達した。しかし、中国の石油化学産業は全体的に依然「大きいが強くない」。例えば、製品供給は、「全体量の不足」であったのが、「構造的過剰」に転じ、大口石油化学製品の総生産能力は明らかに国内市場の需要を上回っている。また、科学技術のイノベーション能力は全体的に弱く、石油、天然ゴム、カリウム肥料など資源型製品の対外依存度が高すぎる。省エネと環境保護の任務は極めて困難である。

 李勇武会長は、今後5年、中国の石油化学産業は新型工業化の道を歩み、産業構造の適正化に重点を置き、科学技術のイノベーション、構造調整、省エネ・排出削減、品質向上による産業振興並びに「走出去」(対外進出)戦略を全面的に実施し、在来型石油化学産業の類型転換とグレードアップを加速しなければならないと提言した。また、海外と積極的に協力を強化し、国際競争力を備える大型石油化工企業とグループを育成して、産業の持続可能な発展を実現すべきとした。

 (中国石化新聞網 9月9日)