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【新エネルギー】

風力発電機メーカーが海外への拡張を加速 (11/09/22)
2011/9/29
中国【新エネルギー】

 金鳳科技は先日2億ドルを投じて米国に風力発電所を建設すると発表したが、その後、華鋭風電も南米市場に進出し、ブラジルの再生可能エネルギー発電企業Desenvixと契約書に調印して、同国Sergipe地区の風力発電所に23組の風力発電ユニットを供給すると発表した。

 金鳳科技と華鋭風電の今年上期の業績は振るわなかった。アナリストによると、中国国内市場が飽和傾向にあり、海外市場への拡張はすでに流れになっている。

 華鋭風電は今や世界第2位の風力発電機メーカーであるが、今年上期の営業収入は前年同期比29.45%減の53.25億元、純益は48.30%減の6.59億元に止まった。国内市場の飽和や新規事業の許認可の引き締めなど様々な影響で、海外市場が中国の風力発電設備メーカーの拡張対象になっている。華鋭風電は今年4月、ギリシャの国営電力会社と、7月には国際新エネルギー開発企業のMainstream社との間で協力を進めることになった。中国風力協会理事長の施鵬飛氏によると、国内市場の飽和によって中国の風力発電機メーカーが海外に走るのは必然的な選択である。中国国内は電力グリッドの制約があるため、今後中国国内の風力発電所の建設ペースは風力発電機メーカーの製造能力をはるかに下回ることになる。

 但し、業界筋の指摘によると、中国の風力発電機メーカーの海外進出には依然多くの難題が付きまとっている。例えば、中国企業の大多数は先進技術の消化を完了したばかりであり、自主研究開発を進めている段階に止まっている。国際機関の認証を獲得した例も少ない。

 (新京報 9月22日)