9月27日に開かれた「中国石油化学工業両化融合推進大会」において、工業情報化部原材料工業司の袁隆華副司長は、《石油化工産業第12次5ヵ年発展規画》が間もなく公布されることを明らかにした。

　袁隆華副司長によると、大中型石油化学企業は主要生産工程においてすでに情報化を実現しているが、情報化技術の輸入への依存が深刻であり、石油化学産業の情報化技術の国産化を加速することを迫られている。間もなく公布される《石油化工産業第12次5ヵ年発展規画》では石油化学産業の情報化のプロセスを重点的に支援し、情報化技術の改良を強化することになる。

　さらに袁隆華副司長は、第11次5ヵ年規画期に中国の石油化学産業は急速に発展し、生産高の年平均伸び率は22.3％、今年上半期の伸び率は20％を超えているものの、産業の深層レベルの構造問題は未解決であり、国際石油化学企業が情報化のハイエンドの分野で先制していると指摘し、中国の企業は第12次5ヵ年規画期に石油化学産業の高度情報化を推進しなければならないとした。

　なお、石油化学産業の高度情報化の字義について、工業情報化部情報化推進司の董宝青副司長は上述の会議において、「両化融合」とは工業化と情報化の融合であり、石油化学産業の高度情報化を企業の生産経営レベル、石油化学製品レベル、産業サービスレベルにおいて展開すべきとし、また国家計画レベル、地域発展レベル、技術改造レベルにおいて関連政策によって産業の情報化を推進するとした。

（中国石化新聞網 9月28日）