10月10日、中国石油天然ガス集団(CNPC)規画計画部の宋暁丹副総経済師は2011年中国石油大会において、国家能源局が中心になって起草したシェールガス第12次5ヵ年発展規画案が完成し、近日公布されるとの見通しを表明した。同規画案は中国のシェールガス生産量を2015年には65億m3に、2020年には800億m3にすることを打ち出している。 宋氏によると、中国には未だシェールガスやタイト砂岩ガスの開発と利用を対象にした関連政策がない。シェールガスの探査開発コストが高く初期投資が大きいところから、米国の方法を参考に、炭層ガス開発支援政策に準じたシェールガス開発支援措置を速やかに策定して、企業のシェールガス開発の積極性を動員しなければならない。 近年、中国の天然ガス消費と対外依存度は年々上昇傾向を示している。天然ガス産業第12次5ヵ年規画によると、今後5年間の中国の天然ガス消費の伸び率は年平均25%以上に達する。つまり、2015年には中国の天然ガス消費量は2,600億m3以上になる。しかし、国内の天然ガス年産量は1,000億m3前後でほぼ安定しており、生産量の伸びは鈍化している。2015年には1,200億m3以上の天然ガスが不足し、大量の輸入に依存するしかない。 中投顧問のエネルギー産業研究員である任浩寧氏の見方によると、中国のシェールガス埋蔵量は豊かであり、可採資源量は控えめに見ても30兆m3前後に上る。開発のポテンシャルは大きい。シェールガスの発展に力を入れることによって中国の天然ガス対外依存度を一定程度下げることが出来る。 (中国新聞網 10月11日)
10月10日、中国石油天然ガス集団(CNPC)規画計画部の宋暁丹副総経済師は2011年中国石油大会において、国家能源局が中心になって起草したシェールガス第12次5ヵ年発展規画案が完成し、近日公布されるとの見通しを表明した。同規画案は中国のシェールガス生産量を2015年には65億m3に、2020年には800億m3にすることを打ち出している。
宋氏によると、中国には未だシェールガスやタイト砂岩ガスの開発と利用を対象にした関連政策がない。シェールガスの探査開発コストが高く初期投資が大きいところから、米国の方法を参考に、炭層ガス開発支援政策に準じたシェールガス開発支援措置を速やかに策定して、企業のシェールガス開発の積極性を動員しなければならない。
近年、中国の天然ガス消費と対外依存度は年々上昇傾向を示している。天然ガス産業第12次5ヵ年規画によると、今後5年間の中国の天然ガス消費の伸び率は年平均25%以上に達する。つまり、2015年には中国の天然ガス消費量は2,600億m3以上になる。しかし、国内の天然ガス年産量は1,000億m3前後でほぼ安定しており、生産量の伸びは鈍化している。2015年には1,200億m3以上の天然ガスが不足し、大量の輸入に依存するしかない。
中投顧問のエネルギー産業研究員である任浩寧氏の見方によると、中国のシェールガス埋蔵量は豊かであり、可採資源量は控えめに見ても30兆m3前後に上る。開発のポテンシャルは大きい。シェールガスの発展に力を入れることによって中国の天然ガス対外依存度を一定程度下げることが出来る。
(中国新聞網 10月11日)