中国科学院広州エネルギー研究所が請け負っている科学技術部国際科技協力事業の「バイオマスガス化合成燃料コア技術及びモデル化プロジェクト」が専門家チームの検収試験にパスした。

　このプロジェクトは2008年に開始され、中国科学院広州エネルギー研究所はイタリアの先進的なバイオマス酸素リッチガス化技術を導入、消化することによって、バイオマスガス化システムとガス浄化システムの最適設計を完了し、バイオマスガス化合成燃料中間試験モデルシステムを完成した。

　検収会議において、専門家チームは、同プロジェクトが酸素リッチバイオマスガス化技術、粗合成ガス触媒改質浄化並びにコンポーネント調節技術及び装置、バイオ合成ガスによるDME合成技術並びに触媒剤等の面で創造的な研究を展開し、顕著な技術上の打開を実現したと認めた。特に毎時300m3のバイオマスガス化調節システムは、中国のバイオマスガス化合成技術の開発と応用を推進し、国家バイオガス科技プロジェクトの実施にとって重要な支えになる。

　（新華網 10月8日）