中国アルミは10月19日、中国市場で高品質のコークス用原料炭が不足している状況を緩和するため、向こう3年間、モンゴルのTavan Tolgoi炭鉱から毎年1,500万トンの原料炭を購入すると発表した。同社は7月にモンゴルの国営企業Erdenes MGLLLCと長期売買契約を結び、Tavan Tolgoi炭鉱東エリアから原料炭を購入することになった。最初の原料炭は10月18日に中国に到着した。Erdenes MGLLLCの採鉱部長Enkhbayar氏は出荷式において、中国アルミとの契約がTavan Tolgoi炭鉱にとって初の輸出契約になると表明した。

　中国は世界最大の原料炭生産国であり、年産量は4億トンを超えているが、日増しに増大する鉄鋼産業の需要を賄うことが出来ない。アナリストによると、2015年には中国は世界最大の原料炭輸入国になり、原料炭価格に大きな上昇圧力がかかる鉱産である。中国はすでに原料炭の純輸入国になっている。

（ウォールストリートジャーナル中国版 10月21日）