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中国
【石炭】

内蒙古に3ヶ所の大型石炭化学基地を建設 (2007/11/14)
2007/11/28
中国【石炭】

 内蒙古自治区発展改革委員会によると、内蒙古は東部地区に3ヶ所の大型石炭化学基地を建設するよう計画している。これは「東北地区振興計画」の一環であり、ホロンバイル、霍林河、錫林浩特(シリンホト)の3ヶ所に大型石炭化学工業基地を建設して、内蒙古東部地区を国の重要な石炭化学工業基地にしようとするもの。石炭化学工業を主体に、「大型化・基地化・一体化」を原則として、メタノールやDME、石炭由来の天然ガス、オレフィン、化学肥料等の事業を展開する。また、褐炭低温熱分解のモデルプロジェクトを推進して、褐炭の開発と利用の新たな道を開く。

 内蒙古は2010年にメタノール生産能力を540万トン(DMEが100万トン)、低温熱分解褐炭の生産能力を1,500万トンとするよう計画している。2020年には、内蒙古東部地区は国の重要な石炭化学基地になるだろう。

 なお、錫林浩特盟の多倫県ではすでにエネルギー化学工業パークが建設されており、大唐国際発電が180億元を投じる石炭由来のオレフィン・プロジェクトの建設が目下急ピッチで進められている。2008年には完成する計画であり、ポリプロピレン46万トン及び副産物の精製メタノール24万トン、ガソリン12.95万トン、液化ガス6.66万トンの年産が可能になる。

 (中国石化新聞網 11月14日)