国家発展改革委員会が先頃発表した「上半期鉄鋼産業運行分析」は、中国には今後相当長期にわたり国際市場に大量の鉄鋼製品を供給する条件がなく、中国は世界の鉄鋼製造基地になるべきではないと指摘している。同時に、製品輸出構成を高度化し、一般鉄鋼製品を同一の地区または国家に集中的に大量輸出することによって生じる貿易摩擦を回避しなければならないと強調している。

「上半期鉄鋼産業運行分析」によると、鉄鋼生産の伸び幅が依然として過度に高く、国内市場に圧力を加えていることは当面の問題であり、下半期には、産業構造調整を強化し、輸出の伸びを抑え、環境保護意識の強化や、差別的な電力価格、水道価格、汚染排出費の実施などの省エネ措置を進めることが課題になる。

(中国証券報 7月30日)