北京での国際風力大会に参加したブラジル風力協会の関係者は、中国の風力発電機メーカー大手数社がブラジル市場に極めて大きな関心を有し、同国に販売ネットワークや工場を設立する意向であることを明らかにした。華鋭風電科技集団、中国国電聯合動力技術公司及び新疆金鳳科技股份有限公司であり、特に華鋭はサンパウロ市に代表部を設置している。また、国電聯合動力技術公司もブラジルに風力発電機の組立工場を建設するため、立地先を物色している。

　その他にも遠景能源科技有限公司と三一電気公司も中南米市場を開拓し、ブラジルに工場を設立する希望を有している。ブラジル風力協会の関係者は、中国の風力発電技術企業がブラジル市場に参入することは同国のクリーン・エネルギーの比率向上や風力発電技術の発展にとって意義が大きいとしている。ブラジルも中国企業に対して、同国での工場投資や技術移転にはブラジル政府から税制や融資の優遇を適用されるのでベストであると提案している。ブラジル風力協会によると、同国の現在の風力発電設備容量は120万kWであるが、2014年には720万kWに達する。

　(新華網 11月9日)