広州で開かれた「海洋地質・鉱産資源環境」学術シンポジウムで得た情報によると、中国の海域メタンハイドレート調査が大きな進展を遂げている。すでに南シナ海に25のブロックを画定し、推定資源量は41億toe(石油換算トン)に達している。

　中国海域のメタンハイドレート資源調査を請け負っている国土資源部広州海洋地質局の担当者によると、2002年にスタートした海域メタンハイドレート資源調査並びに評価事業はすでに一連の成果を上げており、2007年には神狐海域においてメタンハイドレートの実物サンプルを掘り当て、南シナ海のメタンハイドレート資源の見通しが良好であることを証明した。調査チームはすでに南シナ海北部に7つの予測探鉱区と19の鉱床生成区を画定し、神狐試掘エリア内だけでも11のメタンハイドレート鉱体を試掘し、面積は約23平方キロ、気体資源量は194億ｍ3に上り、推定資源量は41億toeに達している。

　（新華網 11月19日)