「欧米主要市場経済体の先行きは不透明。加えて財政逼迫により一部の国は新エネルギー支援政策を引き締めている。上流の原材料と下流の応用市場の海外依存が深刻な中国新エネルギー輸出企業にとっては、発展がますます困難になる」と、国連貿易開発会議（UNCTAD）投資企業局のJames Zhan局長は述べ、すでに転換期が到来しているとした。

　James Zhan局長の見方によると、この転換期を乗り切るため、中国の風力発電、太陽光発電等の新エネルギー企業は海外投資を加速する必要がある。海外に生産拠点を設けると、所在国の各種優遇措置を享受するとともに、所在国市場を開拓することが出来る。また、多くの中国企業は研究開発やイノベーションが不十分であり、対外投資を通して、欧米の技術型中小企業を買収、合併すれば、自身の足りない部分を補完することが出来る。

　（中国新能源網 11月24日）