フランス電力(EDF)は12月1日、パリ本社でプレス発表会を開き、今年3月の福島原発事故を受けたフランス国内58の原子力発電所に対する補充的安全評価の状況について説明するともに、関係するノウハウを中国と共有したいと表明した。

　フランス電力のマシール副社長は、フランス国内の58基の原子力発電所に対する安全検査の状況と改善措置について説明し、フランス電力は原子力発電所の安全水準が良好であることを確認したと表明した。

　同時にマシール副社長は、原子力発電所の補充的評価結果や改善措置を中国と共有したいと表明し、世界最大の原子力発電運営事業者であるフランス電力と世界最大の原子力発電開発計画を有する中国が新たな原子力発電安全基準を共同で推進することは、世界の原子力発電の安全と発展に対してポジティブな作用を発揮すると述べた。

　（中国能源網 12月2日）