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【石炭】

山西省コーキング産業合併再編指導意見が通達 (11/12/07)
2011/12/15
中国【石炭】

 山西省コーキング産業合併再編指導意見が通達され、コーキング産業の再編方針が政策レベルで確定した。山西省のコーキング産業は、これまでの「コーキング中心」から、「コーキングと化学の並行・上流と下流の複合生産」に向けて大きな一歩を踏み出した。

 2011年末時点で独立系コーキング企業を150社前後保留し、2015年末には60社前後に留める。2011年末の独立系コーキング企業の1社当たりの平均生産能力は90万地以上であるが、2015年末には平均生産能力を200万トン以上とし、1,000万トンクラスの超大型企業を約2社、500万トンクラスを約5社、200万トンクラスの大型企業を約10社とする。生産能力の保護を前提に、2011年末までに老朽化生産能力を2,000万トン淘汰し、2012〜2015年は4,000万トンを淘汰する。

 その他にも、「化学中心」の構造を形成し、2015年までにコールタール、ベンゼンの高度化工、コークス炉ガス化学合成の3つの分野でスケールメリットを形成する。2015年末までに年産60万トン以上のメタノールのオレフィン転換(MTO)事業を稼動させ、ベンゼン、フェノール、ナフタレン、アントラセン、軽油、洗浄油、アスファルトの製品シリーズや延伸製品の産業体系を形成する。

 コーキング産業は山西省の支柱産業の一つであり、その生産量は全国の4分の1近くを占める。2010年末時点の山西省のコーキング企業数は223社、総生産能力は1億6,303万トン、2010年の山西省のコークス生産量は8,476万トンであった。

 (新華社 12月7日)