《炭層ガス（炭鉱メタンガス）開発利用第12次5ヵ年規画》はすでに議決されており、日取りを選んで公布されることになる。同規画において、2015年の炭層ガス生産能力の目標は、従来の215〜235億m3から、300億m3に上方修正される。アナリストによると、今回の目標修正により、炭層ガス産業の生産高が600億元増えるだろう。

　しかしながら、炭層ガスは価格や補助金が低い。また、炭層ガス採鉱権が国土資源部の管轄であるのに対し、石炭採鉱権は地方政府の管轄であり、こうした採鉱権の不統一も炭層ガス開発が遅い原因になっている。

　同規画は、2015年の炭鉱ガス事故の件数と死亡者数を2010年比で40％以上引き下げることも提唱している。また、新規の炭層ガス確認原始埋蔵量を8,900億m3として、今後10年間の炭層ガス生産能力建設の必要に応じるとしている。

　（国家石油化工網 12月5日）