1. HOME
  2. 中国 【新エネルギー】

中国
【新エネルギー】

国家能源局が再生可能エネルギー第12次5ヵ年規画目標を発表 (11/12/15)
2011/12/22
中国【新エネルギー】

 国家能源局は12月15日、一連の再生可能エネルギー第12次5ヵ年規画目標を発表した。2015年に風力発電容量は1億kW、年間発電量は1,900億kWhに達する。うち洋上風力発電は500万kWになる。ソーラー発電容量は1,500万kW、年間発電量は200億kWhに達する。バイオマスエネルギー、太陽熱利用や原子力発電等も加えると、2015年の非化石エネルギー開発総量は4.8億tce(標準炭換算トン)に達するだろう。

 この規画目標は、北京で開かれた「中国再生可能エネルギー大規模化発展プロジェクト」成果総括会議において発表された。国家能源局の劉副局長は講演において、第12次5ヵ年規画期には風力発電産業管理を強化し、風力発電の系統連系と電力消化対策に取り組み、風力発電技術と品質の要件を引き上げ、風力発電に年度開発計画管理を適用して、風力発電発電の秩序ある開発を確保すると表明した。また、太陽光発電助成政策を整え、分散型太陽光発電の利用を支援する。農村の再生可能エネルギー利用を促進し、2015年には全国にグリーンエネルギーモデル県を200県建設する。

 同会議からの情報によると、ここ数年来の発展を経て中国は今や世界的な再生可能エネルギー大国になっている。2010年末の中国の水力発電設備容量は2.13億kWで、世界第1位である。また、風力発電設備は急速に増加し、系統連系運転を行っている風力発電容量は3,100万kWを超えている。PV電池の生産量は800万kWで、世界の総生産量の40%以上を占める。太陽熱温水器の使用量は累計1.68億平方メートルを超えており、世界の太陽熱温水器総使用量の40%以上を占める。バイオマスや地熱エネルギーなどその他の再生可能エネルギー分野でも、程度の差はあれ、いずれも発展を遂げている。

 (中国広播網 12月15日)