中国石油化工(SINOPEC)傘下の中国国際石油化工聯合有限責任公司(UNIPEC)は記録破りの高いプレミアムでロシアとベトナムから石油を購入している。 SINOPECはロシアからタンカー2隻の石油を購入した。1隻当たりの貨物量は73万バレルで、1バレル当たりの支払い価格は、ドバイ価格に6.88ドルのプレミアムを加算した。これは過去最高のプレミアムになる。 また、SINOPECは初めてベトナムから石油を購入した。購入量は40万バレル。ブラント原油よりも7.5ドル高いプレミアムを付けた。 一方、SINOPECはイランとの原油取引が半減しており、その他の国からの購入が必要になっている。SINOPECは補充のため、より一層高い価格を支払ってでも近距離からの原油を購入する意向であると見られる。 中国国際石油化工聯合有限責任公司(UNIPEC)はSINOPECの全額出資子会社であり、中国最大の石油貿易会社。SINOPECの原油輸入や石油製品輸出入、委託加工、中継貿易等の国際石油貿易業務を担当している。 2011年1〜6月、中国はイランから1,347万トンの原油を輸入した。前年同期比49%増になり、同時期の中国の原油輸入総量の10%を占めた。イラン情勢は緊張しているが、同国は中国にとって、サウジアラビア、アンゴラに次ぐ第3位の石油供給国である。 (国家石油化工網 1月5日)
中国石油化工(SINOPEC)傘下の中国国際石油化工聯合有限責任公司(UNIPEC)は記録破りの高いプレミアムでロシアとベトナムから石油を購入している。
SINOPECはロシアからタンカー2隻の石油を購入した。1隻当たりの貨物量は73万バレルで、1バレル当たりの支払い価格は、ドバイ価格に6.88ドルのプレミアムを加算した。これは過去最高のプレミアムになる。
また、SINOPECは初めてベトナムから石油を購入した。購入量は40万バレル。ブラント原油よりも7.5ドル高いプレミアムを付けた。
一方、SINOPECはイランとの原油取引が半減しており、その他の国からの購入が必要になっている。SINOPECは補充のため、より一層高い価格を支払ってでも近距離からの原油を購入する意向であると見られる。
中国国際石油化工聯合有限責任公司(UNIPEC)はSINOPECの全額出資子会社であり、中国最大の石油貿易会社。SINOPECの原油輸入や石油製品輸出入、委託加工、中継貿易等の国際石油貿易業務を担当している。
2011年1〜6月、中国はイランから1,347万トンの原油を輸入した。前年同期比49%増になり、同時期の中国の原油輸入総量の10%を占めた。イラン情勢は緊張しているが、同国は中国にとって、サウジアラビア、アンゴラに次ぐ第3位の石油供給国である。
(国家石油化工網 1月5日)