中国石油天然ガス(PetroChina)は、発展改革委員会からの通達を受けて、広東省及び広西自治区において天然ガス価格改革実験を実施していると発表した。この改革実験において、天然ガス価格決定方法を、現行のコスト加算方式から、市場ネットバック価格による方式に改めるとともに、価格計算の基準点と代替可能エネルギー品目を選定して、天然ガスと代替可能エネルギー価格のリンケージの仕組みを確立する。

　また、当局は計算基準点価格を基礎として、天然ガス市場主体の流れとパイプラインタリフも考慮に入れて、各地の天然ガスシティゲート価格を確定する。価格には動態的調整を適用し、代替可能エネルギーの価格変動に応じて毎年1回調整する。価格調整は今後徐々に半年毎又は四半期毎へと移行する。

　当局は。シェールガス、炭層ガスや石炭由来SNGなどの非在来型天然ガス出荷価格もオープンにして、市場による調節を適用することになる。

　（中国能源網 1月6日）