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中国
【新エネルギー】

中糧のセルロース系バイオエタノール事業が黒龍江省で年内着工 (12/01/30)
2012/2/16
中国【新エネルギー】

 中糧生化能源肇東有限公司は2012年中に黒龍江省肇東に年産5万トンのセルロース系エタノールモデル生産ラインを建設する計画である。総投資額5.87億元、年間30万トンのトウモロコシのくずわらを利用して4億元の売り上げを見込む。また、800人の雇用と農民の6,000万元の増収をもたらす。

 セルロース系エタノールは近年中国が強力に推進しているバイオマスエネルギー利用プロジェクトである。農業大省の黒龍江省は年間2,500万トンのトウモロコシのくずわらを産出する。燃料や飼料の他にその30%余りの800万トンを利用してセルロース系エタノールを生産すると、130万トンの燃料エタノールを生産することが出来る。

 中糧生化能源肇東有限公司は中国唯一の「国家エネルギー液体バイオ燃料実験研究開発センター」である。同公司は2006年からセルロースによる燃料エタノールの研究開発を進めており、技術面で数多くの打開を成し遂げ、中国で18件の特許を申請するとともに、欧州でも2件の特許を申請している。

 (黒龍江日報 1月30日)