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中国
【新エネルギー】

中国の太陽光発電産業の過熱が国際論争を巻き起こす (12/02/07)
2012/2/16
中国【新エネルギー】

 欧州諸国は債務危機に対応するため新エネルギー助成計画を縮小し、太陽光発電製品の需要は大幅に減少している。加えてここ数年、中国の太陽光発電産業が急速に拡大した結果、生産量の深刻な過剰がもたらされ、製品価格が大幅に下落している。そのため、欧米の太陽光発電産業は深刻な影響を受け、多数の企業が倒産し、米国企業は反ダンピング・反補助金の訴えを提起している。

 こうした中、スイスのソーラーモジュール筆頭企業であるFLEXCELL社が先日倒産し、建設中であったスイス最大の太陽光発電モジュール工場もすでに工事が停止されている。スイスの産業界はチャイナインパクトに対して不満を表明している。

 上海スイスセンターのNicolas Musy所長は、中国の太陽光発電企業の成功は政府の大規模な投資と無関係ではないが、中国の労働コストが全体的に低いなど多重的な要素を考慮しなければならないと表明している。

 (時報 2月7日)