国家能源局電力司に所属していた原子力発電弁公室が原子力発電司に昇格した。国家能源局の司は9から10に増える。

　アモイ大学中国エネルギー経済研究センターの林伯強主任によると、原子力発電司の設置は政府が原子力発電を重視している政策シグナルである。日本の福島原発事故後、中国政府は全国の原子力発電所に対する安全検査を展開し、原子力発電の建設は減速した。環境保護部の策定した《原子力安全規画》、国家能源局の策定した《原子力発電安全規画》及び《原子力発電中長期発展調整規画》や全国の原子力発電公司の安全検査報告はすでに国務院に提出され、承認を待っている。業界関係者によると、中国の総発電量に占める原子力発電の比重は低く、今後の発展が必要であるが、反面、中国の原子力発電の発展は外部環境の影響も受け、障害がますます大きくなっている。

　（第一財経日報 2月15日）