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中国
【原子力】

中国の原子力発電容量が2020年には8,000万kWに (12/02/15)
2012/2/15
中国【原子力】

 最近完成した《原子力発電中長期発展調整規画》によると、2020年の中国の原子力発電設備目標は8,000万kWであり、業界内で一般に予想されていた6,000〜7,000万kWの水準を大きく上回る。関係部門はすでに新規原子力発電事業の許認可手続きを再開している。中国の現在の運転中の原子力発電所は11基、910万kWである。また、国家発展改革委員会がすでに承認した原子力発電事業は11件、28基であり、着工済みは24基になる。中国は建設中の原子力発電規模で世界第1位であり、名実ともに原子力発電大国となった。専門家によると、内陸部の原子力発電事業の発展を止めることはできない。2020年に一次エネルギーに占める再生可能エネルギーの比率を15%にするという任務はますます突出している。内陸部の原子力発電所の技術や安全性については今なお大きな論争があるため、政策所管部局は今後の新規事業において内陸部の事業申請については当面検討を見送ることになる。

 国家能源局はすでに《原子力発電技術設備第12次5ヵ年専門規画》を策定しており、同規画によると、待望久しい「第3世代」原子力発電技術は2020年以降に商業化を実現する公算であり、2030年以降には「第4世代」原子力発電技術の商業化が進むことになる。

 (中国能源網 2月15日)