李克強副首相は2月16日、《求是》誌に論文を発表し、価格体制改革を深化させ、水や天然ガス等の累進価格に向けた改革を検討すべきと指摘した。

　エネルギー資源、公共事業、環境保護費などの分野で不合理な価格はますます問題化しており、改革の深化が必要である。資源的製品の価格改革を深化させ、石炭、電気、ガス、水、鉱産物等の資源的製品の価格関係を整理して、市場の需給関係や資源の不足程度、環境被害のコストをより適正に反映させなければならない。例えば、民生用の累進電気料金制度を試験的に実施すると同時に、水や天然ガス等の累進価格に向けた改革案も検討する必要がある。

　中国のあらゆる問題を解決する鍵は発展であるが、発展には方式の転換が必要である。しかし、方式の転換において最大のネックは体制と仕組みの障害であり、様々な面で改革しない限り、転換と発展を実現することは難しい。大きな決心と勇気をもって改革を推進しなければならない。但し、価格改革の実施によって経済成長を鈍化させ、経済関係を引き締めることは禁物である。

　（財経網 2月16日）