全国地質調査工作会議からの情報によると、2012年の地質調査ではシェールガスの調査、評価並びに開発を強化する。シェールガスは、国務院が最近独立鉱種として承認しており、最終的に中国のエネルギー探査開発とエネルギー構造全体を一変させることが期待される。

　国土資源部副部長兼中国地質調査局長の汪民氏は、2012年の全国地質調査において、シェールガス、炭層ガス、オイルシェール、タイトサンドガス、オイルサンド等の非在来型エネルギー資源の調査、評価並びに開発技術を重点的に強化すると述べた。中でも特にシェールガスについては、独立鉱種として調査と評価を強化し、シェールガス調査評価専門申告を推進し、シェールガス産業の高速発展を加速する。

　中国のシェールガス資源のポテンシャルは大きく、初歩的な見積もりでは可採資源量は在来型ガスに相当する31兆m3に上るとも予想されている。シェールガスの大規模開発を可及的速やかに実現することは、中国の石油・天然ガス資源不足を緩和する上で有効であり、石油・天然ガス探査開発の新たな構造を形成し、場合によってはエネルギー構造全体を一変させることになる。

　（経済日報 2月16日）