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【新エネルギー】

チャイダム盆地に世界最大規模の系統連系太陽光発電所群が完成 (12/03/02)
2012/3/16
中国【新エネルギー】

 中国西部の青海省チャイダム盆地は、大規模系統連系太陽光発電所1,000MW超が完成しており、太陽光発電設備容量が世界で最も集中している地区になっている。

 中国西部の青海省は太陽エネルギーが最も豊かな地区の一つであり、太陽の照射が強く、日照時間も長い。とりわけチャイダム盆地は太陽光発電所の建設に利用できる砂漠地が10万平方キロに上り、太陽光発電産業の発展にとっては公認の理想郷とされている。青海省で系統連系を行っている太陽光発電事業は44件、設備容量は合計1,003MWに達しているが、うち42件がチャイダム盆地に集中している。同地は、同一地区における最短期間内の太陽光発電設置量と太陽光発電所の系統連系規模で世界最大を記録し、また、世界で初めて1,000MW級の太陽光発電の系統連系を実現した。

 青海省能源局の資料によると、1,000MWの太陽光発電所の系統連系による発電量は約18億kWh、青海省の総発電量の4%を占める。同等の発電量の石炭火力発電所と比べると、標準炭換算で年間50万トンの石炭を節約し、煙塵排出量を6,900トン、SO2を5,700トン、CO2を154万トン削減する。
 青海省は今後数年内に太陽光発電容量を4,000MWに拡大する計画であり、青海省のエネルギー総量の15%前後をクリーンなソーラーエネルギーが占めることになる。

 (新華網 3月2日)