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【石油・天然ガス】

中国初の浮体式LNGターミナルが天津で着工 (12/03/05)
2012/3/16
中国【石油・天然ガス】

 2月29日、中国海洋石油の天津浮体式LNG受入ターミナルの定礎式が天津港で執り行われ、中国初の浮体式LNGプロジェクトが正式に始動した。浮体式貯蔵・ガス化装置(FSRU)の採用は中国初になる。

 このプロジェクトは中海石油気電集団、天津港集団並びに天津市燃気集団が共同出資する。第1期は天津港南疆港区に建設され、総投資額57億元、浮体式貯蔵・ガス化装置、港湾工事、貯蔵タンク工事、ガスパイプライン工事の4つの部分からなる。

 本プロジェクトで採用する浮体式貯蔵・ガス化装置は、工期が短く、コストが低く、機敏で、簡単といった特長があり、在来型LNGターミナルの不足を補うことが出来る。

 第1期の建設規模は年間220万トン、天然ガス30億m3に相当する。2013年に稼動する計画である。第2期は従来の大型陸上受入基地方式を採用し、規模は少なくとも年間600万トン、2015年頃に稼動する。天津浮体式LNGターミナルの建設によって、天津市への高品質エネルギーの長期安定供給が確保され、複数のガス源による安定した供給システムが形成されて、天津市の天然ガス並びに緊急備蓄の不足が有効に改善される。


 (中国石油新聞中心 3月5日)