中国政府は今年、太陽エネルギーや風力発電等の産業の闇雲な拡張を制止するとしているが、この点について、国家能源局の銭智民副局長は、闇雲な拡張は主に太陽光発電と風力発電の製造業において生じているものであり、中国は断固として新エネルギーを発展させるが、特に問題視するのは製造過程の低水準の重複建設であるとした。 また、工業情報化部前部長の李毅中前部長は、政府工作報告はポリシリコンや風力発電機等の闇雲な投資を取り上げているが、新エネルギー発展の決意は変わらないとした。 銭智民副局長は、2020年に非化石エネルギーの比率を15%にするとの中国の公約達成にはチャレンジが大きいとし、原子力発電には大きな希望がかかるものの、原子力発電事業許認可が中断されてから目標達成は難しくなったと付言した。銭智民副局長によると、発電効率を比較した場合、2,000万kWの原子力発電設備容量は1億kWの風力発電設備に相当する。国家能源局の長期計画は、2020年には風力発電を2億kWとし、2015年にはソーラー発電を1,500万kWにするとしている。しかし、風力発電と太陽光発電の製造業は深刻な供給過剰状態にある。 (ロイター中文版 3月6日)
中国政府は今年、太陽エネルギーや風力発電等の産業の闇雲な拡張を制止するとしているが、この点について、国家能源局の銭智民副局長は、闇雲な拡張は主に太陽光発電と風力発電の製造業において生じているものであり、中国は断固として新エネルギーを発展させるが、特に問題視するのは製造過程の低水準の重複建設であるとした。
また、工業情報化部前部長の李毅中前部長は、政府工作報告はポリシリコンや風力発電機等の闇雲な投資を取り上げているが、新エネルギー発展の決意は変わらないとした。
銭智民副局長は、2020年に非化石エネルギーの比率を15%にするとの中国の公約達成にはチャレンジが大きいとし、原子力発電には大きな希望がかかるものの、原子力発電事業許認可が中断されてから目標達成は難しくなったと付言した。銭智民副局長によると、発電効率を比較した場合、2,000万kWの原子力発電設備容量は1億kWの風力発電設備に相当する。国家能源局の長期計画は、2020年には風力発電を2億kWとし、2015年にはソーラー発電を1,500万kWにするとしている。しかし、風力発電と太陽光発電の製造業は深刻な供給過剰状態にある。
(ロイター中文版 3月6日)