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中国
【石炭】

中国の石炭経済地理配置が西へ移動 (11/03/26)
2012/3/30
中国【石炭】

 石炭産業配置における全体構想は「東部抑制・中部安定・西部発展」である。建設配置においては、第12次5ヵ年規画期の西部地区の炭鉱新規建設規模は5.3億トンであり、全国の71.7%を占める。生産配置においては、西部地区の石炭生産量は2015年には20.9億トンに達し、全国の53%を占める。とりわけ内蒙古、陝西、新疆、寧夏、甘粛の生産量が増加し、貴州と雲南の生産量も若干増加する。

 西部地区の石炭産業開発においては、神東、陝北、黄隴、寧東、雲貴等の大型石炭基地内における計画鉱区の探査、蒙東褐炭資源区域並びに新疆大型石炭開発基地の重点開発鉱区並びに当面の建設プロジェクトの探査及び青海木里並びに魚卡鉱区の探査に重点を置く。

 こうした政策傾向は上述の地区の石炭企業、特に中国神華、盤江、雲煤能源、露天煤業、平庄能源、靖遠煤電などの上場企業にとっては、規模の拡大の面で有利である。

 (金融界 3月26日)