ロシア産業エネルギー相フリステンコは、ロシアがカザフスタンを経由して中国に年間500万トンの石油を輸送するよう計画していることを明らかにした。「我々は11月28日にカザフスタン政府との間でカザフスタン領内を通過して中国にロシア産石油を輸送する合意文書に調印した。この合意に基づき、ロシアは毎年500万トンの石油をカザフスタン経由で中国に輸送する」とフリステンコは述べた。

　カザフスタン産業貿易相Orazbakovによると、カザフスタン経済にとってロシアは戦略的貿易パートナーであり、安定的かつ持続的な投資国でもある。今年1〜9月の両国間の貿易額は117億ドルに達し、前年同期比31.4％増となった。カザフスタンのおけるロシアとの合弁企業は3,000社を超える。

　ロシアとカザフスタンの政府間協力委員会は関連問題について意見を交換することになり、Orenbrug製油所の共同事業、カザフスタン経由による中央アジアの天然ガスの輸送、Orenbrugコンデンセートガス田の共同開発やカスピ海のKhvalynskプロジェクトや Tzentralnoプロジェクトが議題になる。

　(中国油気管道網 11月27日)