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中国
【石炭】

シノペックが700億元投じて世界最大のSNG生産基地を新疆に建設 (12/04/27)
2012/5/11
中国【石炭】

 中国石油化工(SINOPEC)は第12次5ヵ年規画期に700億元を投じて新疆に世界で最も規模が大きく転換効率が最も高い石炭由来SNG(代替天然ガス)生産基地を建設する。4月26日、ウルムチ・ハイテク区と中国石化新疆能源化工有限公司は戦略協力協定を締結した。これにより、SINOPECはSNG事業本部をウルムチ市に設け、傘下の「准東SNG事業」と「SNG対外輸送パイプライン事業」を正式に稼動させる。

 中国石化新疆能源化工有限公司は、SINOPECと、新疆自治区財政庁所属の「新疆国投」の共同出資である。SINOPECのSNG事業本部基地は、ウルムチ・ハイテク区・城北新区の中心に700ムーの敷地を占める。工期は2〜3年。主にSINOPECの准東SNG事業を担当する。准東SNG事業は年産1,500万トンの炭鉱と年産80億m3のSNG化学プラントからなるが、長期的には年産300億m3とする。第12次5ヵ年規画期には700億元投資する。また、新疆SNG対外輸送パイプライン事業では「新疆−広東−浙江」と「新疆−山東」の総延長1.3万キロ余りに上る2大SNGパイプライン輸送体系を建設する。年間輸送能力は合計600億m3になる。なお、昨年後半以降、SINOPECは新疆のSNG企業9社と売買契約を結んでいる。

 (網易財経 4月27日)