1. HOME
  2. 中国 【新エネルギー】

中国
【新エネルギー】

中国広東核電集団が雲南でクリーン・エネルギー開発 (12/05/11)
2012/5/22
中国【新エネルギー】

 中国広東核電集団有限公司(中広核集団)は昆明に雲南分公司を設けた。同公司の3番目の省クラス分公司になる。雲南分公司は雲南への累積投資額が年内に30億元に達する。党中央と国務院は雲南を「中国の重要なクリーン・エネルギー」「新エネルギーモデル基地」として建設する目標を打ち出している。

 中広核集団は長年にわたって雲南のエネルギー建設に積極的に参与し、双方の協力は深まっている。雲南分公司の設置は、中広核集団が国の西部大開発戦略と橋頭保戦略を実施に移す具体的な措置であり、中広核集団の雲南における各種事業の急速な発展と雲南エネルギー産業の健全な発展に大きな影響を及ぼす。

 中広東核集団は1994年の設立。超大型クリーン・エネルギー中央企業である。今年4月末時点の総資産は2,600億元超に上り、風力発電運営規模では世界第10位になる。2009年より雲南省の風力発電開発に参入し、昨年末までの時点で稼動中の風力発電設備は4.95万kW、建設中の設備は9.9万kW、計画中は19.8万kWになる。中広核集団は雲南省と協力して同省のクリーン・エネルギー事業に参加することを重視しており、2010年7月には省政府と《エネルギー協力枠組協定》に調印した。2015年までに雲南に100億元を投資する。また、中広核集団は玉溪、楚雄、シーサンパンナ、普洱、曲靖、紅河、昭通、臨滄、麗江の9つの州・市の15の県(市・区)との間で風力資源開発協定を結んで、114基の測風塔と38ヵ所の風力発電所を建設した。風力発電開発設備容量は累計約300万kWになる。

 (雲南網 5月11日)