国内石油製品価格の今年初めての引き下げが行われたことを受けて、新しい石油製品価格決定の仕組みの呼び声が日増しに高まっている。実際、新たな石油製品価格決定の仕組みについては方案がすでに確定しており、制定の時機を伺っているとされる。発展改革委員会に近い筋によると、新しい仕組みは、価格決定のサイクルを10日に短縮し、４％の上昇幅の条件も変更されることになる。

　中国石油天然ガス (CNPC)内部の関係者によると、新たな仕組みの施行は時間の問題であるが、石油公司の製油事業にとっては制定が早ければ早いほど有利であり、赤字が深刻化せずにすむ。実際、新たな石油製品価格決定の仕組みを制定する過程において、3大石油公司は極めて重要な作用を発揮している。以前、CNPCと中国石油化工(SINOPEC)は発展改革委員会に石油製品価格決定権を企業に移すよう求めたが、その後世論の圧力によって断念した。

（山東商報 5月14日）