第12次５ヵ年規画期に国家電網公司所轄エリア内の農村電力網は遍く改造が進められ、無電化問題は基本的に解決されることになる。農村住民の生活用電力は比較的適正に保障されるようになり、農業生産用の電力問題も基本的に解決を見る。2015年には、農村電力網電力供給の信頼率は99.7％に達し、総合電圧合格率は98.5％に達する。

　5月15日に国家電網公司から知り得たところによると、2010年に国は新規農村電力網改造高度化プロジェクトを始動したが、現時点で国家電網公司の農村電力網改造高度化プロジェクトは順調に進展している。国が国家電網公司に示達した農村電力網改造高度化プロジェクト投資計画額は2012年3月末時点で累計1,504億元、実現投資額は累計763.3億元に上り、合わせて110kV変電所390基、送電線7,050kmの建設と改造が進められた。

　中国政府が2012年3月期に示達した国家電網公司の2012年農村電力網改造高度化プロジェクトの投資規模は452.7億元であり、目下各省の公司が前期設計の公開入札や基本設計審査といった準備作業を展開中である。

　国家電網公司が明らかにしたところによると、国家電網公司の電力供給エリアには今なお57.6万の無電化世帯と240.9万人の無電化人口が存在しており、主に、チベット、新疆、四川省チベット人居住区、青海省チベット人居住区等の僻遠地区に集中している。第12次５ヵ年規画期には、電力網を最大限に延伸することによって、49.5万世帯、207.5万人の電力普及問題を解決する計画である。国家電網公司は、国が無電化地区の電力建設に対して資金投入を拡大するよう提言している。国家電網公司の指摘によると、新規農村電力網改造高度化プロジェクトは農村電力網の発展にとって極めて重要な作用を発揮するが、中国の農村経済社会は目下急速な発展時期にあり、農村電力網は農村の経済社会発展と互いに呼応するものでなければならない。そのため、国が今後比較的長期間にわたって農村電力網改造高度化プロジェクト投資政策を継続し、農村電力網の持続的で健全な発展を維持すべきであると国家電網公司は提言する。

　（中国新聞網 5月15日）