シェルとBPは中国の製油業への投資を加速させている。シェルは、中国石油化工(SINOPEC)並びにクウェート石油公社と合弁で広州に年産1,500万トンの製油所を建設するよう計画していたが、中国はすでにBPを提携先として選択している。この製油所は2010年に完成する予定。

BPとシェルはいずれも中国の下流分野で動きを強めている。BPは中国最大の製油化学企業であるSINOPEC鎮海煉化公司の株式の9.4％を取得している。

一方、シェルは広東大亜湾の年産80万トンのエチレン分解プラントの株式を中国海洋石油(CNOOC)と50％ずつ保有している。シェルはCNOOCが新たに建設する製油所の株式を取得するよう希望していたが、実現しなかった。しかし、依然として中国の製油事業への進出を計画しており、投資額20億ドル、年産1,200万トンの製油所を目下大亜湾エチレン分解プラントの敷地に建設している。

（中国石化新聞網 11月29日）