神華集団初のサービスステーションが営業を開始した。このサービスステーションは神華集団初の石炭液化基地所在地である内蒙古オルドス伊金霍洛旗馬家塔にあり、主に石炭液化事業で生産した軽油を販売する。神華集団の自社サービスステーションはまだ試験段階であり、生産量が大きくないため、オルドスの石炭液化による石油製品の販売は主にオルドス市とその周辺地区に限られているが、今後は内蒙古付近に一群のサービスステーションを建設し、その後は徐々に周辺地区へも拡張する公算である。

　神華集団は2010年8月に石油製品小売ライセンスを取得し、内蒙古石炭液化事業で生産する石油製品の販売を許可されていた。生産の安定に伴ってサービスステーションに勢力を拡張することは神華の石炭液化油商業化の既定目標であり、神華は石炭液化油の生産、卸売、小売に到る産業チェーンをすでに形成するとともに常に強化を進めている。内蒙古自治区の石油製品市場は複雑さを増すことになる。内蒙古の石油は市場の変化を重視して、市場を積極的に開拓し、影響力を拡大するだろう。

　（中国石化新聞網 6月7日）