ロシアの天然ガス会社ガスプロムは28日、サハリン1事業の出資企業は同事業から産出する石油・天然ガスをすべてロシア国内に販売すべきであると声明、また、販売価格はロシア国内の価格水準に基づくべきであるとした。なお、ロシアの国内価格は国際平均価格を大幅に下回っている。 サハリン1のオペレーターであるエクソン・モービルは当初、同事業から産出する石油を国際市場に販売するよう計画していた。国際市場の価格の方がロシア国内価格よりもはるかに高いからである。また、エクソン・モービルは同事業からの天然ガスを中国にも販売するという報道が流れたこともある。 しかし、この構想はガスプロムの最新の声明により封殺されることになるだろう。なぜなら、ガスプロムはロシアの法律に基づき天然ガス輸出の独占的地位を享有しており、天然ガス輸出はすべてガスプロムの手を経る必要があるからである。 ガスプロム副社長メドベージェフは、ガスプロムはサハリン1から産出する石油と天然ガスをすべて買い取ることを決定しており、価格については協議の上確定すると述べ、ロシア極東地区の天然ガス価格は公正、透明であり、これが価格交渉の基礎になると付け加えた。 なお、サハリン1事業の主要投資企業には、エクソン・モービル、ロスネフチ、インドのONGC、日本のSODECOがある。 (中国能源網 11月30日)
ロシアの天然ガス会社ガスプロムは28日、サハリン1事業の出資企業は同事業から産出する石油・天然ガスをすべてロシア国内に販売すべきであると声明、また、販売価格はロシア国内の価格水準に基づくべきであるとした。なお、ロシアの国内価格は国際平均価格を大幅に下回っている。
サハリン1のオペレーターであるエクソン・モービルは当初、同事業から産出する石油を国際市場に販売するよう計画していた。国際市場の価格の方がロシア国内価格よりもはるかに高いからである。また、エクソン・モービルは同事業からの天然ガスを中国にも販売するという報道が流れたこともある。
しかし、この構想はガスプロムの最新の声明により封殺されることになるだろう。なぜなら、ガスプロムはロシアの法律に基づき天然ガス輸出の独占的地位を享有しており、天然ガス輸出はすべてガスプロムの手を経る必要があるからである。
ガスプロム副社長メドベージェフは、ガスプロムはサハリン1から産出する石油と天然ガスをすべて買い取ることを決定しており、価格については協議の上確定すると述べ、ロシア極東地区の天然ガス価格は公正、透明であり、これが価格交渉の基礎になると付け加えた。
なお、サハリン1事業の主要投資企業には、エクソン・モービル、ロスネフチ、インドのONGC、日本のSODECOがある。
(中国能源網 11月30日)