重慶市の地熱資源は質、量ともに唯一無比である。市の国土不動産管理局によると、今年は22ヵ所の地熱資源探査に着手することになる。今後10年間で調査評価事業10件、探査事業93件を計画しており、掘削作業量は累計19.6万mになり、1日59,000m3の水量を獲得する見込みである。

　重慶市の地熱と土地を所管する国土不動産管理局は市政府の温泉産業発展戦略目標に向け、産業発展のために十分な資源の確保を図る。

　近年、重慶市は2億元近くの資金を投じて、地熱資源探査事業51件を実施し、1日当たり78,761m3の最大水量を得た。確認済みの温泉は第10次５ヵ年計画期末の79ヵ所から今では114ヵ所に増えている。国土不動産管理局によると、温泉観光事業用地を保障するため、ここ数年で合計2,000ムー余りの土地を温泉開発企業に譲渡し、「世界の温泉郷」建設の基盤を固めている。国土不動産管理局は、「世界の温泉郷」の戦略目標に向けて、土地資源の探査と管理を鉱産資源対策の重点として位置づけ、《重慶市探鉱突破戦略行動・地熱資源専門計画案》を起草して、今後10年間の地熱資源探査の部署を行っている。

　（重慶日報 6月27日）