中国石炭輸送販売協会の李運行処長は2012年南北海上航路石炭運輸工作座談会において、石炭在庫総量が約3億トンに達しているとの見通しを示した。これは全国石炭消費量の１ヵ月分に相当する。経済減速、南方の降水量の増加、電力需要の減少が石炭サプライチェーンの各プロセスに伝わり、石炭在庫の山積みを招いている。統計によると、6月の最初の10日間、石炭在庫は1日20万トン前後増え、一方、価格の安い輸入炭が大量に国内市場に入って、サプライエンドの圧力が拡大した。環渤海地区の5,500kcal一般炭のトン当たり総合平均市場価格は5月以降に累計35元下がった。中煤能源集団有限公司販売公司総経理（社長）助理の呂朝暉氏は、実際の市場成約価格の下落幅はこの数字よりもはるかに大きいと指摘する。

　（中国煤炭新聞網 6月27日）