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【新エネルギー】

第12次5ヵ年規画期の太陽光発電設備目標が当初案の4倍超の21GWに (12/07/02)
2012/7/6
中国【新エネルギー】

 第12次5ヵ年規画期の太陽光発電設備目標が21GW(2,100万kW)に確定された。

 これは予想外の数字であり、目下苦境に陥っている中国国内の多くの太陽光発電企業は驚喜している。最も早い時期に政策決定層が考えていた目標値は5GWであった。その後、一度は10GWに上方修正された。さらに、今年5月8日の討議においては15GWに再修正された。そして、少し前に確定した数字が21GWである。これは当初の案の4倍超になる。

 国家能源局の官僚の一人は6月28日、本紙記者に対し、21GWは《太陽光発電第12次5ヵ年規画》の中核目標として最終的なものであり、規画も間もなく示達されると表明した。

 これは業界が予想していた指標を大きく上回っているにも関わらず、この国家能源局の官僚は「この目標値でもまだ低いほどだ」と考えている。同氏の見方によると、1つの省で年間0.1〜0.2GW建設されるとすると、全国の1年間の増加分は3〜6GWになる公算である。「そうして見てくると、21GWという数字も余り大きいものではない」。一方、国家発展改革委員会の関係する官僚は、「中国の太陽光発電設備の規模は2015年末までに3,000万kWを超えるに違いない」と表明している。以上の2名の官僚はいずれも、太陽光発電産業に対し絶えずインセンティブを与えることによって、最終的に中国の太陽エネルギー利用技術の変革を促すことに期待を示している。

 (経済観察報 7月2日)